2021/07/17 10:12

こんにちは。
以前、雑誌の特集に70から80歳のご年配者の方に「これまでの人生で後悔したことは?」というアンケートがありました。
その中で7割の方が『もっと挑戦すれば良かった』と答えたそうです。
今日はそんな後悔しない人生のためのお話しです。
◆何歳からでも挑戦できる
いきなり結論になりますが、70歳だろうと80歳だろうと「何か新しく挑戦すること」はできます。
もう歳だから、というのはナンセンスな時代です。
昭和平成では、考え方やツールの不足などで叶えられなかったことも令和以降では比較的自由に、そして楽にできるようになりました。
あとはその対象に何を当てはめるかと、挑戦しないで叶えられなかった「夢」をどう捉えるか、です。
若いころアイドルになりたかったけど
周りの目を気にして挑戦できなかった、だとか
起業して社長になりたかったけど、勇気がなくて出来なかったなど〇〇になりたい、という意味での「挑戦」なら今の時代はいくらでも叶えられますよね。
YouTubeなどのプラットフォームやインスタグラムのようなSNSを利用してその活動を発表したりすれば、事実上その夢は叶います。
いくつから何を始めたっていいんです。
うまくいくとかいかないとか考えなくていいんです。
複数やってみてもいいんです。
やってみること=挑戦なのですから。
挑戦=成功を同一化しなくてもいいんです。
挑戦と成功は別ものなのです。
◆もうすでに成功してるんです
実は今がどういう状況だとしても、誰でもすでに成功してるんです。
『成功』とはただの定義づけだけの話しなんです。
社会的通念の『成功』にとらわれすぎていませんか?
自分でかかげた高い目標にとらわれすぎていませんか?
社会的通念では、いわゆる「お金持ち」になることや「名声をを得る」ことが成功とされています。
大金を得たいとか立派な肩書きを得たいとか、賞を貰いたいなどという物質的な欲求が多いようですね。もちろん安定が欲しいというのも理由のひとつです。
それを得るにはその背景にそれ相当のプロセスや紆余曲折のストーリーがあったことが伺い知れます。
だから誰でも一度は夢を見たりするものですし、何か目標があったほうが生きやすくなるからです。
理由はなんであれ、最初の目標・目的と成功は別もので、成功は後づけのストーリーに過ぎないものです。
一般的に成功している人は成功するかしないかは度外視で挑戦しています。
挑戦しないで後悔するとは、その成功するかしないかわからない冒険の旅に、思い切って踏み出さなかったことなんですね。
何らかの理由で夢をあきらめたり、尻込みして挑戦しなかった自分への、罪悪感のようなものが含まれることも多いようです。
ここでもう一度『成功』について考えてみましょう。
ご自身にとっての『成功』ってなんでしょう?
その夢を諦める引き換えに、今この手にあるものはなんでしょう。
『成功』に正解も不正解もないんです。
曖昧な定義がひとり歩きしているんです。
まず、挑戦してみたことですでに成功してるんです。
ネガティブな感情を抜きにして、今あるものを俯瞰してみると、それは実は「内面の自分」が本当に欲しがっていたことだったりします。
穏やかさ、静けさ、なんでもない日常、あるいは日常の中での小さなドタバタ。
一見ドラマチックでないように見えますが、ほとんどの人がけっこうドラマチックなんです。
宇宙は完璧にできています。
挑戦してもしなくても、同じように『その人だけの人生』というドラマチックな成功をすでに与えているんです。
定義から外れたとき、実はすでに持っている豊かさに気づくかも知れませんね。

◆挑戦したいときの気持ちをみる
自然発生的に湧いてきた衝動なら、おそらく自覚ないまま『挑戦』への道に進んでいます。
ハイヤーセルフと繋がっています。
それとは反対に思考(損得勘定)で判断したときには気持ちがクリアではありません。これでいいのかどう進めばいいのか悩むことが多いんです。
本当の心とどこか逆行している感覚を無意識に感じているんです。
ハイヤーセルフと繋がっているときには、気づけば一歩も二歩も踏み出しています。面白いもので覚悟云々まえに身体が勝手に動いています。
興味と好きと衝動と情熱だけです。
理性や計算や損得勘定を抜きに、やってみたいお思うことを、したくなったときにすればいいのです。
そしてそれは必ずしも『お金に結びつく』とは限りません。
ただこういうスタートの仕方をした人がのちのちいわゆる成功者になることが多いのも事実です。
魂は結果そのものより『どう感じるか』を体験したがっています。
そして逆説的ですが、どうなるかわからなくても挑戦してみたことは『成功』です。
やってみたかったけど、別の道を選んで今があるというのも『成功』です。
ね、結局誰でも『成功』してるんです。

◆後悔しないように挑戦したい
『それでもなにかやってみたい、後悔しないように挑戦したい!でもできない…!』という気持ちになっている自分の足かせは何なのか探ってみましょう。
①お金がないから?
何かを始めるための資金については、ちゃんと調べれてみれば調達できるルートはいくらでもあることがわかります。
お金がなくても、とりあえず始めてしまった人もけっこういます。
やることが決まっていて、お金を貯めてからというのももちろんOKですが
何がしたいのかわからない場合は、ある程度の方向性だけ決まったら見切りスタートしてもいいんですよ。
何がしたいかわからないけど、とにかく何かしたい人にはこの方法もありです。
やっていくうちに、だんだん絞りこみができてきます。そして気づいた時にこれだということをしています。
②人に何か言われるから?
人に何か言われて断念する場合ですが、実は人は関係ないんです。
良かれと思って助言したその人気持ちも大事にしたいところですが、
「無理だからやめたほうがいいよ」という消極的なアドバイスをされて断念する場合。
その人を立てて従ったがために、チャンスを失ったと思っていませんか。
となると矛先は「挑戦しなかった自分」以前に「あの人がそう言ったから」という完全な他人軸になってしまっていますね。
対処法は一択です。自分軸に戻してください。
その人の助言は無視しちゃいましょう。
そして実際にやってみてる自分を想像します。
もしもその人の予言通り無理だったとしても笑い話しに出来るかどうかを想像してみてしてください。
その人が一緒に泣き笑いしてくれるなら、本当に心配してくれています。失敗しても成功しても必ず寄り添ってくれる大切な人です。
逆に何の興味も反応もなさそうだと思えたなら、きっとその場でただ言っただけのことです。その人の助言に振り回されなくてもいいでしょう。
そもそも人は自分の心の投影です。
自分が変わったとき、人も変わって見えてきます。
③才能がないから、経験がないから?
そう思いこんでいるのは自分だけ。
たしかにある程度の経験や実績が必要なものもあります。
でもそれは、限定された資格や職種であることがほとんどです。
例えば、医者や弁護士になりたかったという人がある程度年齢過ぎてから挑戦するのは難しいですね。
でも頭を柔軟して考えてみると「人を助けたい」「人の相談に乗りたい」ということになりませんか。
それなら社会通念的な職種や資格のこだわりが邪魔しているだけなので、視点を変えてみることをおすすめします。
同じように、他にも何か理由があってやりたいことをあきらめそうになっているときは、
こだわりや足かせになっているものを直視せず、少し斜めから視点を変えてみてください。
もしかしたら、突破口が見つかるかも知れません。
⑤夢を限定しない
最後にもうひとつ。
『やりたいこと』『挑戦したいこと』を限定しないでください。
それはひとつとは限らないし、毎年変わったって構わないのです。
自分の言ったこと思ったことに責任を持ちすぎたあげく、限定的になり夢をあきらめて、結果として『何も挑戦しなかった自分』に結びつくこともあります。
自分で自分を縛らないでくださいね。
ひとつに決められないとか、どれが向いているかわからないのであれば、複数やってみてもいいし、やってみてもし違うなら別のことをはじめてもいい。
『挑戦しないで後悔する』ということの本質は
魂が楽しんでいたかどうかだけなんです。
自分目線より魂目線で考えてみてください。
そしたら結果はあまり気にしないで、いろいろ挑戦したくなってきませんか。
挑戦に大小は関係ありません。
そして『成功』に良いも悪いもなく全てが成功なんですから、いつ何をはじめても大丈夫なんですよ。