2021/01/20 12:12

こんにちは。
本日より『大寒』に入りました。
今年の大寒は1月20日です。
大寒とは二十四節気の中で、最後の季節になります^_^
今回は『大寒』のことについてのお話しです。
◆二十四節気とは
暦上では太陰暦といって、月の運行のみに基づいていますわら
でも、それだけだと四季のうちのどこに太陽の位置があるかわからなくなってしまい、農耕作物を作るうえでちょっと不便です。
そこで古代中国では、太陰暦とは別に季節を知る目安として、太陽の運行を元に一年の季節を約15日ごと、24に分けた二十四節気を作り、暦上に記したとされています。
◆大寒とは24番目の節
二十四節気の最後が『大寒』です。
一年で1番寒い時期、という意味です。
その次の『立春』が1番目となります。
立春を迎えると暦のうえではいよいよ『春』ですね!
ちなみに『寒中見舞い』の『寒中』とは、大寒のまえの小寒をあわせた約30日間のことをいいます。
『寒の入り』とは小寒に入ったことをいいます。
大寒の最終日(立春の前日)が、豆まきでおなじみの節分です。
旧暦では立春が新しい年の始まりを意味していたので、節分の豆まきは年越しの行事にあたるわけです。
日本ではそこまで馴染みはありませんが、『旧正月』は古い暦での一年のはじまり、という日です。
春夏秋冬というくらいですから、春が一年のはじまりというのは、体感として納得してしまいます。
なので、カレンダーに『大寒』と書いてあってもその日からに2週間ほど続くというわけです。

◆『寒中』の行事◆
・寒中見舞い
寒中すぎて立春以降の場合は「余寒見舞い」というそうです。
・寒中水泳、寒稽古
寒い時期に体を鍛えると心身共に向上すると言われていました。
・寒仕込み
寒の水は雑菌も繁殖しにくいうえ、発酵もゆっくり進むので、味に深みが出るというこで、寒仕込みの酒、醤油、味噌は、珍重されるようになりました。
◆寒中にしておきたいこと
・断捨離する
大晦日にも大掃除をしますが、季節の上でも新しい年を迎えるこの時期に、不要になったものは思い切って断捨離しましょう。
・内観する
心の中も同様です。古くなった価値観や不要だと感じている習慣や執着などありませんか?
心の中の不要な感情も手放しましょう。
・身体を温める
冬野菜を食べるようにしましょう。
ざっくり言えば根菜類です。
大根やにんじんなどの根にあたる野菜、または小松菜やほうれん草などの葉にあたる野菜です。
(ちなみに夏野菜とは実の部分の野菜が多いですね)
寒の時期の食べものは栄養価も高く、上質で身体に良いものが多いようです。
季節の上で最後のにあたる『大寒』の時期
新しい季節・新しい年に向けて、楽しみながら身も心も整え、準備をしていきましょう。